さて、必要な環境がひと通り揃ったので、Movable Typeの構築である。
断っておくが、Movable Typeは『フリーソフト』ではありません。
無償で利用できる、『個人無償ライセンス』やオープンソース(GPL)版のMTOSなどはあるが、基本的にはライセンスを取得して利用するものである。
ライセンス形態など、詳細は公式サイトを確認してください。
<通常の新規インストール>
まっさらな状態でMovable Typeを構築する場合である。
その場合は「MovableType.jp」のサイトに各種ドキュメントがあるので、そちらを参照しましょう。
今回の私のケースは、Movable Typeのテストサーバの構築であり、すでに稼働しているサイトのテスト環境を作るのが目的である。
その時の試行錯誤の手順を、備忘録的に記録したのがこの記事である。
よって、セットアップ手順、というより『リストア手順』といったほうが正しかろう。
また、正式な『リストア手順』というわけでもないので、注意されたし。
パターン1:MySQLのダンプをリストア→MTの実行ファイル群をアップ
1.MySQLのリストア
前もって、FTPでダンプファイルを任意の場所にアップしておく。
で、ターミナルからログイン後、su でrootになり、下記のコマンドを実行。
mysql -u root -p hoge< /home/hoge/dump.sql #hogeはリストア対象のデータベース名。/home~はダンプファイル名
Enter password: ←ここでmysqlのrootユーザのパスワード入力
ファイルサイズにもよるが、比較的すんなり行った。
2.MT実行ファイル群をアップ
取得しておいた、MTの実行ファイルをFTPで任意の場所にアップしておく。
おそらく、圧縮ファイルをアップしているはずなので、解答して、/var/www/の下などにMT実行ファイル用のディレクトリを切って、そこに解凍。
3.管理画面にアクセスしてみる
http://(ホスト名)/mt51
すると、mt-wizard.cgi の画面に遷移。
必要なperlモジュールは揃っているが、オプションのモジュールがないとのメッセージ。
インストール自体はそのまま続けられるようだ。
念のため、指摘されたモジュール名をメモっておく。
- Crypt::DSA
コメント投稿時のサインインが高速になります。
- IPC::Run
MTのイメージドライバとしてNetPBMを利用する場合に必要となります。
- Archive::Zip
バックアップと復元で圧縮の機能を利用する場合に必要となります。
- Cache::Memcached
キャッシング機能としてmemcachedを利用する場合に必要となります。
- Cache::File
Yahoo! Japanによるコメント投稿者のOpenID認証を許可する場合に必要となります。
- Crypt::SSLeay
Crypt::SSLeayはAOLやYahoo!などのSSLを利用するOpenIDのコメント投稿者を認証するために必要となります。
- GD
アップロードした画像のサムネイルを作成する場合に必要となります。
- Archive::Tar
バックアップと復元で圧縮の機能を利用する場合に必要となります。
- XML::Parser
アクションストリームを利用するために必要です。
- IO::Uncompress::Gunzip
バックアップと復元で圧縮の機能を利用する場合に必要となります。
- Digest::SHA1
LiveJournal、あるいはOpenIDでコメント投稿者を認証するために必要になります。
- Imager
アップロードした画像のサムネイルを作成する場合に必要となります。
- IO::Compress::Gzip
バックアップと復元で圧縮の機能を利用する場合に必要となります。
- XML::Atom
Atom APIを利用する場合に必要となります。
- Image::Magick
アップロードした画像のサムネイルを作成する場合に必要となります。
- Mail::Sendmail
SMTPサーバーを経由してメールを送信する場合に必要になります。
- DBD::SQLite
SQLiteデータベースを使うにはDBD::SQLiteのデータベースドライバが必要です。
- DBD::Pg
PostgreSQLデータベースを使うにはDBD::Pgのデータベースドライバが必要です。
必須バージョン: 1.32
- DBD::SQLite2
SQLite(v2)データベースを使うにはDBD::SQLite2のデータベースドライバが必要です。
以降、データベースの設定、メールの設定と進んでいき、ログイン画面へ。
ちゃんとログインして、ウェブサイト、ブログ共に作成されているようだ。
が、今の時点でアップしてるのはMT の素の実行ファイル群だけなので、自前のプラグインやらテンプレは一切入っていないので、歯抜け状態。
4.自前のファイルをアップ
まずは、自前プラグインやら、サードパーティプラグインをFTPでアップ。無事に認識できたようだ。
が、管理画面にsupportディレクトリに書き込めない、という警告が出ていたので、画面の指示に従って、ディレクトリを作成してパーミッションを設定。
あと、イメージドライバーが設定されていないという警告も出ている。
Image::Magick を使うことにしたが、ネットではソースからのコンパイルが必要といった情報もあったが、yumで一発でした。
yum install ImageMagick-perl
これで、管理画面の警告もひと通り消えた。
あとは、公開側のテンプレや画像類をアップすれば、おそらくテスト環境構築は完了するはず。

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